JSONとは
JSONとは「JavaScriptのオブジェクト記法を用いたデータ交換フォーマット」です。 Python、PHP、JavaScript、C++、Javaなど様々な言語でサポートされており、JSONを間に挟むことで各プログラミング言語間のデータの受け渡しがとても簡単にできます。 近年、データのやり取りはJSONですることが多いですが、JSONが登場する前まではXMLというデータ構造が主に使われていました。 XMLはHTMLの記法を元にしたデータ定義方法で、データ定義言語と呼ばれています。 HTMLと同じようにタグを使ってデータの構造を定義し、柔軟に記述できるので(XMLよりも前に使われていた)CSVよりも複雑な構造も扱えました。 しかし、その分人間にとって直感的には理解し難いのが難点でした。 JSONはJavaScriptのオブジェクト記法で定義するので、慣れている人にとっては非常に分かりやすく感じます。 また、例えばPythonからJSONデータを送り、JavaScriptでそのままオブジェクトとして扱う、といった使い方が可能です。 XMLだとXML構文を解析する必要がでてくるので、プログラムのパフォーマンスが低下するというデメリットもあります。 基本の書き方 JSONは {} の中にキーと値をコロンで区切って記述します。 キーは必ずダブルクォーテーションで囲む必要があり、シングルクォーテーションだとエラーになります。 {“key” : “value”} カンマで区切ると、キーと値の組み合わせを複数記述できます。 {“key1” : “value1”, “key2” : “value2”} 行数が多くなってくると読みにくくなってきます。 その場合は改行とインデント(行頭の空白部)を使いましょう。 単に体裁を整えるためで左に詰めても問題なしです。 { “key1” : “value1”, “key2” : “value2”, “key3” : “value3” } オブジェクト オブジェクトの中にオブジェクトを入れることもできます。 これを「ネストする」と言います。ここまでくるとデータ構造っぽさが出てきます。 { "id": 1, (数値にはクォーテーションを付加しない) "name": "mansyuu", "attribute": { "gender": "male", "phone_number": "xxxxxxxxxxx", "birth": "1949/12/13" } } 文字列(行)を続ける時には列(行)の後尾に , (カンマ)を付加するが、最終列(行)には付加しない。 カンマの付け間違いをすると構文として成立しない。 |
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